toripi.jpg

緑がようけことある鳥取では,2013年,緑と環境がテーマのイベントが目白押しだで。
 このうち,第30回全国都市緑化とっとりフェア「水と緑のオアシスとっとり2013」は,9月21日(土)から51日間にわたって開催する花と緑の祭典だで。主会場んなる湖山池公園は,山陰海岸ジオパーク(世界ジオパークネットワーク加盟)エリア内にあってなぁ,この湖山池の雄大なロケーションを活かしたナチュラルガーデンのほかに,フェア期間限定の趣向を凝らした修景や仕掛けで会場を彩って,全国のみんなさんの来場を待っとりますで。
 変化に富んだ地形や気候条件から植物の宝庫っちえる鳥取。日本のナチュラルガーデンの第一人者のポール・スミザー氏が,この鳥取に自生する植物やぁを自然風に植え込んで,山陰海岸ジオパークの見どころの一つである日本一広い湖山池の雄大なロケーションに溶け込むナチュラルガーデンを展開しますで。
 サテライト会場は,鳥取県中部にある「東郷湖羽合臨海公園(湯梨浜町)」と,鳥取県西部に位置する「とっとり花回廊(南部町)」の2会場で,東郷湖羽合臨海公園会場のうち,東郷湖畔の本格的中国庭園燕趙園にゃあ,建物に描かれる色彩をイメージした赤・青・白色などの葉もの,花ものを混植したカラーリーフガーデンを創出するだし,名峰大山を望む日本最大級のフラワーパークとっとり花回廊には,フェアのマスコットキャラクターの「花トリピー」をモチーフとした修景花壇が登場して,お客さんを出迎えますけなぁ。
■日時/平成25年9月21日(土)~11月10日(日)51日間
■会場/(主会場)湖山池公園
 (サテライト会場)とっとり花回廊、東郷湖羽合臨海公園(燕趙園、あやめ池公園)
■入場料金/大人600円(前売券400円)、小中高生300円(前売券200円)
 [お得なセット割入場料金(大人料金)] ※小中高生料金は、大人料金の半額
 砂の美術館セット入場券[主会場+砂の美術館] 800円 <当日通常1,200円>
 燕趙園セット入場券[主会場+燕趙園] 600円 <当日通常1,100円>
 花回廊セット入場券[主会場+とっとり花回廊] 1,100円<当日通常1,600円>
■チケット販売窓口/旅行代理店、プレイガイド他
 チケット問合せ先 電話080-2928-3640(平日9時~17時)
■アクセス/主会場へは、JR鳥取駅、フェア臨時駐車場より無料シャトルバス運行
■問い合せ先/緑のまちづくりオフィス第30回全国都市緑化とっとりフェア実行委員会事務局
 電話 0857-25-3511  ホームページ http://oasistottori.jp/
[第64回全国植樹祭とっとり2013]
■日時/平成25年5月26日(日)
■会場/(式典会場)とっとり花回廊(南部町)
 (植樹会場)とっとり花回廊いやしの森(伯耆町)
 国立公園奥大山鏡ヶ成高原めぐみの森(江府町)
■内容/式典(開催テーマ「感じよう 森のめぐみと 緑の豊かさ」を吹奏楽や管弦楽、みどりの少年団による集団パフォーマンス、創作劇などで表現)、記念植樹、おもてなし広場(鳥取県の食、特産品販売、郷土芸能披露など)
■問い合せ先/第64回全国植樹祭鳥取県実行委員会(鳥取県農林水産部全国植樹祭課内)
 電話 0859-31-9364 ホームページ http://www.pref.tottori.lg.jp/shokuzyusai/
[エコツーリズム国際大会2013in鳥取]
■日時/平成25年10月19日(土)~21日(月)
■会場/米子コンベンションセンター(米子市末広町294)
■内容/基調講演、トークセッション、エクスカーションほか
■問い合せ先/エコツーリズム国際大会2013in鳥取実行委員会事務局
 電話 0859-31-9373  ホームページ http://daisenwonder.com/p/eco/5/1/

とっとりのひな祭り
 三月三日っちえば,桃の節句だぞなぁ。ひな人形を飾って,菱餅・白酒,桃の花やぁをお供えする女子の祭のひな祭りなだけど,鳥取県東部の鳥取市用瀬町(もちがせちょう)では,旧暦の三月三日のひなまつりに,着飾った幼女が,男女一対の紙雛を桟俵(さんだわら)っちゅう藁(わら)を円形に編んだんの上に乗せて,菱餅や桃の小枝を添えて,災厄を託して千代川(せんだいがわ)に流すだで。

nagashibina.jpg

 無病息災で1年間幸せに生活できるやぁに願いもって小さい手を合わせる幼女の姿は愛らしゅうて,この情緒豊かな民俗行事は,昭和60年,県無形民俗文化財に“もちがせの雛送り”として指定されただで。
 雛流しそのものの歴史は古うて,その原型は,遠く平安時代にさかのぼるっちわれとるだで。鳥取市用瀬町では今日まで,時代の変遷と共に形を変えもって,“もちがせの流しびな”っちゅう事で受け継がれ,今年も4月12日(金)に行われるだで。
 当日来てかあさったみんなさんも,流しびなを購入していただき,祈りをこめて流してもらえれるけぇな(時間指定あり)。古式縁の県無形民俗文化財として指定されとる「もちがせの流しびな」,是非みんなさんも体験してみりゃせんだか。
 また,鳥取市用瀬町に隣接する八頭郡智頭町でも「雛あらし」の行事が行われますで。鳥取県東部にある山あいのまち智頭宿は,かつて鳥取藩池田家の参勤交代の道っちゅう事で栄えて,藩政時代をしのばせる古い街並みが残るだで。「雛あらし」の行事は,子どもらぁが,桃の節句に飾られる家々のひな人形を見て回り,ひな壇にお供えされたお菓子やごちそうをいただく「雛あらし」の風習を再現した祭りだで。
 期間中は,大正や昭和の時代の雛人形や市松人形が,格子窓の町屋など趣のある街道に飾られて,風情あるまち歩きを楽しんでもらえるで。
 鳥取市用瀬町,八頭郡智頭町とも,鳥取自動車道沿線のまちなだが。3月末に全線開通となる鳥取自動車道(中国縦貫自動車道の佐用JCTから鳥取ICを結ぶ無料の高速道路)ご利用してもらうと,大阪~鳥取間は約2時間30分で結ばれるだけぇ。しかも,無料の高速道路だけ,乗り降り自由で,たっぷりと沿線観光を楽しんでもらえれるで。
 まだまだ寒さの残る3月だけど,鳥取県東部にも個性豊かな多くの温泉地(岩井・鳥取・吉岡・浜村・鹿野)があるで。わくわくしもって雛人形を飾った子どもの頃を懐かしく思い出しもって温泉であたたまる,ゆっくりと時間の流れる早春の鳥取の旅を楽しんでみたらどげなだ?
■日時/平成25年4月12日(金)
■場所/鳥取市用瀬町用瀬(千代川ふれあいの水辺)
■問い合せ先/(財)用瀬町ふるさと振興事業団 流しびなの館 電話0858-87-3222
 ホームページ http://nagashibinanoyakata.jp/
[智頭・備前街道雛あらし]
■日時/平成25年3月23日(土)、3月24日(日)
■場所/智頭河原町商店街と智頭宿一円
■問い合せ先/智頭町観光協会 電話0858-76-1111
ホームページ  http://cms.sanin.jp/p/chizu/kankou/event/hinaarashi/
[鳥取県東部地区の温泉]
いなば温泉郷協議会ホームページ http://www.inabaspa.net/index.html

utsubuki.jpg

レトロな春はじまる ~遥かなまち倉吉・レトロな春~
 恒例となった春のイベント「遥かなまち倉吉・レトロの春」が今年も開催されるで。3か月間にわたって,大小さまざまなイベントで倉吉の春を彩るこのまつりのメイン舞台となる打吹(うつぶき)公園は,「日本の都市公園100選」,「桜の名所100選」にも選定される山陰随一の桜の名所っちゅう事で知られとって,多種多様の桜やツツジが咲き誇りますで。桜の見ごろは,例年3月下旬から4月上旬で,大小約500本のぼんぼりが設置点灯され,花を愛でる人々で賑わうだけぇ。打吹公園の桜が葉桜になる4月下旬にゃあ、色とりどりのツツジが見事な姿を見せはじめるけ,綺麗な花のリレーを楽しんでもらえれるで。
 ツツジを楽しむなら,倉吉市関金町の亀井公園もええぞなぁ。4月中旬になると,公園全体に自生のミツバツツジ約6万本が満開になって,公園全域がピンク色に染まるだけぇ。お湯のきれいなことから「白金の湯」っちわれる関金温泉のあるこの地で行われる「関金つつじ温泉まつり」は,かごかきレース,スタンプラリー,温泉入浴無料開放やぁの楽しいイベント満載,前夜祭では花火の打ち上げもあるで。
 遥かなまち倉吉の玉川沿いに並ぶ人気の観光スポット「白壁土蔵群・赤瓦」周辺の西町から魚町にかけての約600mは,レトロストリートに変身するだけぇ。周辺の約60軒で,とっておきのお宝や家に伝わる伝統の品々が特別公開されるで。はじめて来たはずなのになんだぁ懐かしい,昭和を中心に江戸・明治・大正の品々が店舗いっぱいに詰まったまちなみを,ゆったり散策するなごみの春もええぞなぁ。遥かなまち倉吉の春を彩る催しは盛りだくさん,様々なイベントの詳細は,下記問い合わせ先で確認してみてな。
■問い合せ先/倉吉春まつり振興会(倉吉商工会議所内)電話0858-22-2191
ホームページ 
http://www.apionet.or.jp/kankou/html/wahtnew/wahtnew_197.html
[打吹公園]
■場所/倉吉市仲ノ町
■ぼんぼり点灯/未定 例年3月下旬~5月上旬
■問い合せ先/(花の見ごろ)くらよし観光・MICE協会 電話0858-24-5371
(ぼんぼり点灯)倉吉春まつり振興会 電話0858-22-2191
[亀井公園]
■場所/倉吉市関金町関金宿
■問い合せ先/関金温泉観光案内所 電話0858-45-3737
[関金つつじ温泉まつり]
■日時/前夜祭:4月20日(土)18:00~、本祭:4月21日(日)10:00~
■問い合せ先/関金温泉おまつり実行委員会(NPO法人養生の郷内) 電話0858-45-3988 
[倉吉レトロまちかど博物館]
■場所/倉吉白壁土蔵群 西町~魚町
■問い合せ先/倉吉白壁土蔵群・赤瓦観光案内所 電話0858-22-1200 
ホームページ
http://www.apionet.or.jp/kankou/html/machinakaretoro/machinakaretoro.html

oiri.jpg

コラム ひな祭りには欠かせれん郷土菓子「おいり」
 鳥取県東部(因幡地方)にゃあ,昔っからひな祭りに「おいり」を食べるっちゅう習慣があるだで。
鳥取市内のスーパーマーケットにも,2月中旬頃から4月にかけて「おいり」が登場しますで。古くから因幡地方に伝わるひな祭りに欠かせない郷土菓子の「おいり」は,雛あられに似とるけど,ポン菓子を水あめで固めてまるめたもんで,素朴な味わいが魅力なだが。
 昔は,残ったご飯がもったいないけえって,それを洗って干した干飯が材料でなぁ,この干飯を炒ったもんに煮詰めた水飴を絡めてこしらえたっちゅうことだが。この,米を「炒る」ところから「おいり」っちゅう名前がついたやぁな。
 鳥取県産の原材料を用いて県内で製造される加工食品,「ふるさと認証食品」の認証を受けている深澤製菓のおいり(100グラム,315円(税込))は,鳥取県産米と生姜を使っているこだわりのおいりで,ほんのりとした甘味に生姜の香りが引き立つで。
 学校給食に登場することもある郷土菓子「おいり」。鳥取,因幡地方の素朴な駄菓子をぜひ食べてみんさいな。
[「ふるさと認証食品」 とっとり駄菓子おいり(深澤製菓)]
■問い合せ先/深澤製菓 電話0857-22-4863  ホームページ http://www.oiri.jp/